著者:鴻上尚史
出版社:小学館
ページ数:287
発行年月日:2000年3月20日
状態:良、シミあり、カバーにヤケあり
内容:劇作家である鴻上氏による一年間のロンドン留学日記
目次
1章 そんなわけでロンドンに来た
西洋の「ワークショップ」を学びたい/鏡張り風呂場のある家を借りる/まずは英語学校へ/聞き取りができず”ぽかん”の二乗/ギルドホール音楽・演劇学校に入学
2章 ショウと呼んで下さい(入学一週目)
英語ですらすら自己紹介/”ゴムヒモIバック”/簡単な会話ほど分からない/辞書の持ち込みを諦める/「何故自分がここにいるのか」説明しなさい/「ソフト・パレット」、分かる?/英語帝国主義による差別/「不器用村」の同郷人/学生はただで入れる動物園
3章 マッサージキング(二週〜四週目)
歌いながら鬼ごっこ/40分で芝居を作る/クラスメイトの恋愛相談/気がついたら王様に/昼休みもない一日/黙って微笑むのが一番いけない/”わき役候補”ロウジー
4章 気分はミアキャット(五週〜一学期終了)
蜷川巨匠のロンドン公演/「夢のレッスン」発表会/黒人の散髪屋/ストレッチで分かるイギリスの階級社会/みんな泣きだすアンの授業/動物になりきるアニマル・クラス/「知性」で危機を乗り越えろ/再び英語学校に通う
5章 アイム・フリー!(二学期)
2年生の授業を受ける/生き残る俳優とは/「休講」─天にも昇る気持ち/演技を面白くする決め手/「ロシアの熊」登場/アメリカ英語とイギリス英語/「寿司」を英語で説明する
6章 いよいよ「シェイクスピア」である(三学期)
「日常の演技」を考える/劇場で一番大切なこと/「上手」「下手」の意識が日本とは逆/”土”になったり”紙”になったり/イギリス人のシェイクスピア嫌い/マット運動で”本領発揮”/ある俳優の話/「ウエル・ダン」は”よくできた”ではない/連日の『ハムレット』漬け/もてない男の通る道/最後の授業
あとがきにかえて